CASE STUDY大手メディアサイトにおける広告主向け会員属性別行動分析レポート

ご相談内容/背景

広告出稿企業の評価が厳しくなってきた

当社は特定のセグメントに該当するユーザを多数会員として抱えている、メディアの運営事業社です。当社メディアに広告を出稿して頂いている企業様に対して、パフォーマンスレポート（どういう属性の人がどのくらいいて、どのくらいの閲覧数につながった等のアクティブデータ）を提出していますが、昨今そのレポートに対するお客様の要求が高くなってきました。具体的には会員属性別の閲覧傾向など、一歩踏み込んだデータを求められています。

指標設計から手詰まり

アクセス解析ツールは導入しているものの、ツール上で会員ID等を確認することができないため、会員属性と紐づけた分析ができていません。また基幹にある顧客データとアクセス解析データをどう連携させるべきか、わからず四苦八苦しています。どのような指標を出力すべきかといったところからコンサルティングしてもらえないでしょうか。

コンサルティング内容

生ログのデータと基幹データをクロス集計

幸いWebサーバの生ログにユーザ個人と基幹DBのリレーションを判別するキーが記録されていたことから、それをベースにクロス集計を行い会員属性別の行動データを抽出することができました。例えば、「職業が○○のユーザは、他の職種と比較して△△のカテゴリ記事を好んで読んでいる」といった示唆が抽出できました。

成果

顧客データベースで管理しているパラメータは非常に多く、全てを掛け合わせた分析結果を出すのは現実的ではありませんでしたが、示唆が読み取れそうな有意な組み合わせをいくつかピックアップして傾向を見出すことができため、シンプルでありながら説得力のあるデータになりました。

期間・規模	1ヶ月
項目・抜粋	解析データの出力項目を抜粋 期間内の会員属性別来訪回数と来訪間隔 期間内のアクセスした会員属性割合 会員属性別、コンテンツ属性別利用割合 コンテンツ属性別の、評価指標（WebサイトKPI） 多く利用されたランキングデータとその会員属性 その他、多変量解析用のクロス集計csvデータ出力

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