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Nexalコラム

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エンゲージメント・マーケティング

昨年ごろから広告業界で騒がれてきたキーワード「エンゲージメント」。 もともとは顧客との関係性を表す言葉ではなく、社内組織における会社にたいする忠誠心という意味合いで人事部門で多く使われてきたが、マーケティングにおいては「顧客との絆」をどのような施策で行っていくべきか、という考えのもとその測定方法や施策方法など話題がセミナーなどで騒がれてきた。
広告業界は、次々と新しい横文字を打ち出し、後から定義づけを行う。 一種の「新ワード」による引力を利用しているだけなのではないかと思ってしまう。
マーケティングの概念にエンゲージメントという言葉を利用するのであれば、潜在顧客よりは、一般会員、ロイヤル会員、ゴールド会員というような顧客育成の考え方の中に取り入れるべきではないかと思う。
広告はメディアが複雑化する中で、最終的なリーチをどう測定していくのか、今まではボリューム(量)だけで判断してきた所、新しい評価指標が必要になりつつあることは分かっている。
ただ、広告がネット化しつつあり効果が測定できるとは言えども、「顧客との絆」を測定するには、顧客の行動段階において「広告」が位置づけられる「認知段階」では測ることが難しいと考える。
様々な業界で、効果を測定するための ・Webへの仕込み ・SVへの仕込み ・測定ツールの仕込み ・出力レポートの開発 ・結果に対するコンサルティング
等々行ってきたが、あるPCからどのような広告からどの程度のスパンでアクセスし、どのタイミングでアクションに繋がるのか測定はできる。
入ってくる入口ページさえ分けておけば、同一人物が媒体広告・TVCMでのキーワード、メルマガ、各種広告、どのタイミングでサイトに来訪し、どのタイミングで購入・会員登録など行うのかなど、行動特性分析は今や難しくない。
広告業界は、新しい指標の模索が今後も続くと考えられる。




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