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Nexalコラム

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効果が測れないツールは導入すべきではない

ECサイトにおいて、レコメンドツール、広告ターゲティングツールなど最近は多々ASPサービスや、製品が出ているが結局売上があがった要因は何の効果か測れないようなツールは導入すべきではないと思う。
実際、先日某通販サイトへ数社伺ったが、マネジメント層の方はかなり迷っていた。「何のために導入したのか、効果が測れないのであれば経費を無駄に捨てていることと同じ・・・」と。
また、何のためにレコメンドを行うのかの課題などの現状分析がされた上での導入であれば、その課題が改善されたかの視点で測ればよいが、運用現場では、最初の目的を忘れがちで日々の業務に追われてしまう。
また、各分析データが分散しているようなECサイトは、今後競争に勝ち抜いていくには、難しいであろう。 野球の世界も、野村監督が言う「ID野球」(IDはImportant Data)で勝ち抜いてきた実績があるが、ECや通販などのサイトも同じである。
顧客毎にどの程度データ分析がされているかで、マーケティングの「攻め方」も変化する。 データを収集し分析するだけでは、何の意味も成さない。そこから何からしらの結論や 仮説を元に次のアクションを取らなければ。。。
ある程度の規模までは、分析をせずに売上を上げることができる。 ただ、第1段階目に年商50億の壁がある。 そこでどれだけ投資し基幹システムを見直せるかで次のステップが待っている。つまりECパッケージから卒業して、システム投資するだけの体力が残っているかである。
50億から100億までは早い。次に100億の壁が待っている。100億の次は300億、800億、1000億を超えるECサイトは数社しかいない。この年商の狭間で何をどう改善すべきか、データ分析マーケティングができるかで 今後死ぬか生き残れるかの分かれ道だと考える。




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