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Nexalコラム

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SIer系企業の実態と国民ネットワークの話

最近知り合いのSIer系企業を回り情報交換をしている。 大規模開発は一旦ペンディングで秋からコンペ開始、または継続案件は進んでいる。 運用系は、人切りで受注低迷。データセンター系は、横ばいで利益は確保。
中小のSIer系企業はかなり厳しそうだ。 また系列SIerも親会社からの受注が減り、人員削減や経費削減で凌いでいる。 PR会社やWeb製作会社、広告代理店など小さな会社は経営破綻に追い込まれた企業が 多くある。
今年の冬まで持ちこたえられるか、、、景気回復を皆が待ち望んでいるような感触を 受ける。
逆に、過去最高利益を出した外食系、アパレル系は、来期以降の戦略をグローバルに 見直している状況。マーケットの動きもあるが、利益が芳しくない店舗の閉鎖、 流通の最適化、可能な限りのコストカットなど、(不景気の追い風もあるが)経営努力が あってこその結果である。
国が実施しているエコポイントもどこまで効力があるのか、 全国一律の給付金も、意味があったのか、 全く不明・・・
景気回復というと、大規模な道路建設などゼネコン系へ金が動き、新規の雇用と生むと 言うが、職業別の人口を見ると建設業が一番多いわけではない。 製造は、外需にも左右されるので一概には言えないが、個人的にはネットやインフラを 活用したIT国家、つまり国民に向けたサービスを充実させてほしいと思う。
今は各事業体(企業)が考え、ITを活用した住宅、モバイルを利用したセキュリティ 各自治体でも、ネットでサービス展開が行われている。
国民に向けたネットサービスとして、年金情報をネットで見る、税金申告をネットで行う 等々、官公庁や財団で個別にサービスはあるが、まだ個人のITリテラシーに依存している 部分が大きい。
PCやネットの普及率も上がっているが、実際使われている年代を見ると30代・40代が 中心で、50代以上の利用率は僅か。セキュリティポリシーや個人情報保護の問題もあるが、 使い勝手が難し過ぎるのだ。
あと10年もすれば、利用率は必然的に上がっていくのだろうが、それでも理解できる人しか 使えない状況は続く。インタフェースをPC利用のWebにしているから問題と考える。 (リテラシーが低い人にとって、キーボードとマウス操作はハードルが高い)
年金番号と人体識別(指紋や静脈)だけで、様々なサービスがネットから行うことが できるような全国民が利用できる日本国住民ネットワークがあって欲しい。
例えばWiiを媒体に、テレビ画面に向かってネットワークに入り官庁系セカンドライフを3Dで 構築し、窓口のカウンターからネットを通じてやり取りできるのもの良し。 考えれば切りが無い。
認証用のハード、ネットに入る際の接続機器、官庁セカンドライフの構築、ネットを通じた 窓口業務インタフェースの構築など、、、無駄な箱物を造るより予算の使い道としては よっぽど良いと思う。
今年の秋から、景気がどのように回復するのか、現場の各企業の動きを見ながら またブログに掲載したいと思う。




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