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Nexalコラム

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アクセス解析市場

先日、某雑誌にてアクセス解析の特集を組むかもしれないから、最近の情報を教えて欲しいという依頼があり、来社頂いた。
最近のアクセス解析は、5年前と比較して細かい数字を見たい企業とGoogleAnalyticsの使い方などを知りたいというユーザ操作レベルの企業と2極に分かれるかもしれない。
以前からUrchinやSiteTrackerを使っているような企業では、一般的なPV数やUU数などの数字を見ているが、リニューアルのタイミングなどから、自社内のWebサイトKPIを整理し、見ておくべき指標は整理した上で解析ツールを利用する傾向になってきている。
現在、市販されているアクセス解析ツールの指標は、「量」を表す数字と「質」を表す数字、またはその組合せでクロス集計できるものも増えているが、合計すると全ての指標の数は600種類程になる。(Nexal集計数字)
または、WebサイトKPIの指標に関しては、基本的な言葉の定義は違えども数式の種類としては100種類程度に上る。(Nexal集計数字)
実際にアクセス解析データの数字だけでWebサイトKPIとはならないが、受注などの基幹データやCRMなどの会員データ、商品DBからの商品カテゴリ別など、BtoC系のアクセス解析では、紐付けたいデータの項目が多くなり、指標の数としては100種類を多いに超える。
その企業の中で、どの指標を重要視するべきなのか、目的や目標の考え方が違う分、指標の優先順位は変わる。
1UU単位でのサイト内の行動分析データ(定量数字)と、リアル店舗での定性数字を組合せて、本来のWeb貢献度を調べたいという動きも多い。実際にWebサイト上で売上が発生するサイトは、数が限られる。
世の中に多いサイトとは、ブランドサイトなどでは購買誘導、行動誘発などを目的として、実際のリアル店舗で商品を購入する、または会員登録を行う、契約を行うなどのビジネスが多いため、サイト内の行動データだけでWebサイトKPIを設定すること自体が間違っている。
解析ツールベンダーでは、最近アクセス解析データ以外に、会員属性データや商品マスタデータなどのDBの連携を含めたカスタマイズが増えてきている。顧客の要望にあわせると、そのような流れになるのは必然だ。
万能なツールはないが、顧客からの要望が多い機能は是非バージョンアップなどで対応し続けて欲しいと思う。
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