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Nexalコラム

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BIツールは万能ではない

DWHやらBIツールやら、テキストマイニングも同じだが、データマイニングや解析の世界において、何でもかんでもデータを放り込めば、様々なデータがリアルタイムに勝手に集計され、マーケットチャンスがすぐに分かり、アドホックな要件に対して回答が出てくる・・・と勘違いしている人が多い。
特にシステム的なことが理解できない、自称『マーケッター』と呼ばれる方達。 「言うは易し、行うは難しである」 勝手な妄想と、自分勝手な意見を会議中に平気な顔して発言する人が、何と多いことか。 数字が扱えないマーケッターはマーケッターではない。
上記のことが後から起こらないよう、あらかじめ要件定義・設計というフェーズがある。何のために設計が必要なのかが分からない方々は、後から五月雨式に要件を出す。さらに後からプロジェクトに参加した、過去の経緯が分からない方が、横から口を出す。
このような状況は、システムを受託開発している請負企業は、たまったものではない。さらにコントロールするマネジメント層が、上記のような人種の場合は、プロジェクトとして 失敗する。
BIツールは万能ではない。予め、何をどのように出力するのか、その要件と設計フェーズがあり、最終的にデータを掛け合わせて出力。さらに人が読み解き、仮説を導く。ツールから自動的にコメントが出てくるわけではない。
売る側にも問題がある。何でも集計できます、すぐに集計できます。。言葉の使い方としては間違っていないが、結局は設計ありきで、人が運用する話。ツールが自動的に、クロス集計項目を決めて、勝手に集計するわけではない。
使う側として、分からない人はそれなりに自分で勉強するか、意見はあくまで参考程度として発言し、実現可能か否かを自ら問うべきである。
某プロジェクトは、また一からやり直しに近い状況になった。想像通りの展開である・・・寅年は波乱な年になりそう。 ※上記内容の無断転用掲載・酷似記事の出稿はお断りいたします。 ※上記を利用する場合は「(株)Nexal提供」と必ず記載ください。




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