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Nexalコラム

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心理学とコンテンツ要素

私は心理学の専門家ではないが、様々なECサイトを見てきた中で購買心理と、コンテンツ施策に関する情報をまとめたいと思う。
1.興味心理 誘導リンクに対して3つ用意した。記載されている情報はほぼ同じ。 ・テキストバナー ・画像バナー ・Flashバナー 一番クリックされる率は、テキスト、画像、Flashの順。 これは皆さんも周知だと思うが、実は数年前の古い情報。 次に ・大きな画像バナー ・画像の中にテキストバナー ・Flash画像の中にテキストバナー を用意すると、画像の中のテキストバナーのクリック率が高い。大きな画像はクリックされない。 なぜなら、大き過ぎるとクリッカブルかどうか分からなくなるためである。
どのような誘導リンクを用意しようとも、動くFlashは犬猿される傾向は同じようだ。特に年代が上になる程、「目が回る」 「チカチカして落ち着かない」という意見が多くなり、アクセシビリティの視点から見てもお勧めしない。
2.比較心理 同じ商品を色違いで5種類用意してみた。今年の流行色はあらかじめ知っていたが全色同じ数を発注してある。 ・ホワイト ・オレンジ ・イエローグリーン ・パープル ・ピンク はじめに流行色イエローグリーンが売れ、在庫が無くなりそうなため、追加で発注した。1ヵ月後、 ・ホワイト(在庫無)× ・オレンジ(在庫無)× ・イエローグリーン(在庫有り)◎ ・パープル(在庫僅か)△ ・ピンク(在庫無)× とうとうイエローグリーンとパープルが残った。さて、あとは売り捌くだけだが、ここで面白い現象が起こる。在庫僅かのパープルが売れてしまい、今年の流行色イエローグリーンだけになる。しかし全く売れない。
webの表示には ・ホワイト(在庫無)× ・オレンジ(在庫無)× ・イエローグリーン(在庫有り)○  ・・・「画像」 ・パープル(在庫無)× ・ピンク(在庫無)×   となっている。
追加発注までしたのに何故売れないか。。。 それは比較する材料が無くなり、人は選べなくなるのだ。 改善策として、在庫が無くとも画像は表示しておくべきである。
3.位置心理 これは他の例で説明したい。自動販売機に並んでいる商品が、全て同じ缶コーヒーだったとしよう。 あなたならどうするか。。。。買わない、という選択肢もあるが、一つ買えと言われたら。
実は、並んでいる商品を選ぶ時には順番があることをご存知だろうか。 1,2,3,4,5 という順に同じものが並んでいるとした場合、
1,2、5,4,3 で商品が無くなっていく。
webの場合は、グローバルナビをクリックする順にも近いが視線の動きに関係性がある場合、利き手が右手に基づく説、心臓の位置が左という説などいろいろある。
・小学校のグラウンドで、徒競走が左回りなのは心臓が左にあるためである。 ・電車の座席で端から埋まるのは、端は落ち着くという心理に基づくためである。 ・最近のWebでローカルナビが右側に設置されているのは利き手が右に基づき、さらにスクロールバーが右にあるためである。
ともかく真ん中が選択されるのは、最後ということである。 目立つからセンターへ。。というのは実は選び辛い位置ということになる。
他にもいろいろ楽しい事例があります。 ※上記内容の無断転用掲載・酷似記事の出稿はお断りいたします。 ※上記を利用する場合は「(株)Nexal提供」と必ず記載ください。




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