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Nexalコラム

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クレジットカードの会員向けサイト

クレジットカードには、ポイントプログラムが通常ついている。これは、アイサツの購買行動からリテンションプログラムに位置付けされる。

最近クレジット会社にて話が多いのは、新規獲得ではなく既存のユーザ(カード会員)がWebにどの程度来訪頻度があり、どんなコンテンツを揃えておかないといけないのか改善につなげたいとのこと。個人的にはやっと、その課題に辿り着いたか・・・という感覚だった。一度会員になったユーザが、そのサイトに来るのは必ず目的がある。新規獲得を目的とした解析ではなく、既存ユーザの行動解析の場合は、まず、SSL内の動線解析が必須事項となる。
(最近、一部のカード会社では、会員一人一人のWebの操作履歴を内部統制の一環で、保存する取り組みも始まっている)

私もクレジットカードを持っているが、明細をよく見るとポイントの応募期限が2末になっていたので、久しぶりにクレジット会社のサイトを見てみた。Cookieは、仕事上よく削除するため、恐らく初回訪問者として解析されるだろうが、ログインした段階から、会員解析が可能になる。

それが、、、ポイント変換の方法がよく分からない。自分はそもそも何会員なのかすら、よく分かってないのに○○会員向けのポイント変換等々分かれているためコンテンツ内容で迷うユーザも多いのではないか。
ポイント変換を何か商品に変えようと思ったが、検索の使い勝手もよろしくない。商品も、誰向けを対象にした物か全く分からず、ただポイント別に並んでいるだけ。

これでは、せっかくのカード会員も逃げていくだろう。
結局私は、ドコモのポイントに変換するサービスを選んだ。(この会社のクレジットカードを使っている意味は特にないという結論になってしまう。ドコモのポイントに変換できるサービスが他のクレジット会社にあるか無いかは分からないが。。)

クレジットカードを新規に選ぶユーザ行動については、最近ネットレイティングでも発表があったが、調査報告が業種別にある程度分かってきている。ただ、新規獲得のための施策は当たり前になってきているが、会員に対するサービス比較はこれからもっと盛んになってくると考えられる。

1.新規ユーザが会員になる決め手は、自社クレジットの場合は何なのか
  ⇒他社との差別化をどこに置くのか
2.新規獲得会員数と、解約率を分析した中で、課題はどこにあるか
  ⇒会員、非会員の動線からの仮説は見えてるか
3.会員へのサービスは、様々なチャネル(コールセンター、Web、営業)を比較した時、Webの目的は明確になっているのか。
  ⇒ただ紙媒体の代理になってないか

などなど、課題はいろいろと考えられる。クレジットカード、そろそろ変えようかな。




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