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Nexalコラム

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各社現場から見る2010年のマーケット予測

大きな意味でのIT業界、マーケティング業界において、2010年はどのような年 になるだろうか。各企業に出向いて肌で感じたことを以下にまとめたいと思う。
1.インフラ・アプリのクラウド化が進む Saasという言葉は2007年から浸透しているが、アプリプラットフォームを提供する Paas、ハードやインフラを提供するHaasやIaas、これをまとめたXaasの提供や導入が 進むだろう。 今まで企業側としてはハードやインフラ含めて、5年のリースや償却期間付きの 固定資産として計上していたが、これらを利用料金という課金形態で、帯域や インフラを意識することなく使うことができる。 GoogleのGAEを皮切りに、各社の新規マーケット参入が目白押しである。今まで Sier、NIer、またはSIPSと言われていた企業の参入は、ニュースを見ても後を断たない。 個人的に思うに、クラウドプロバイダーの中でもパブリック向けよりパーソナル向けの方が 導入が進むと考える。あとはセキュリテイ面の問題と提供プロバイダーの広義の意味での 信頼性で勝敗が分かれるだろう。
2.アプリやツールはAPI連携が必須となる 様々なアプリやツールは、今後ますます無料化の路線を辿る。有料のツールは 他アプリとの連携、API提供、Adonなどがどれだけ提供されているかが導入可否の 決めてとなるに違いない。 今や一つのツールやアプリだけで、各企業の要件を満たすものはスクラッチで作らない 限り無理である。オープンソース化と言えども、使えるものは外部と連携させ、リスクヘッジ を考えるのが筋である。
APIやDB連携など、どうシステムをシームレスに繋げるのか、各メーカーも自社製品や インフラに依存せず、企業側の要件に見合ったシステム構築力の手腕が問われる 年となると思う。
3.広告業界について 大手広告企業の動きを見ていると、今まで通りのマスメディアでは立ち行かず、 2010年は、ネットとメディアを合わせた新しい広告商品が多く出てくる。 企業サイトもブランド力があるサイトは、メディア化への路線を辿るだろう。 どのメディアをミックスさせ、相乗効果を上げていくのか、広告商品の組み合わせや プランニングの時代に入ると言っても過言ではない。メディアの選択肢が多い中で、 ベストプラクティスを打ち立てられた広告会社が勝ち抜くと考える。
ネット広告の業界は、広告主からますます属性別の行動データや効果について 問われる年になる。単純にPVだけではなく、広告主にとっての有料顧客やターゲット 顧客が熟成されているサイトなのか、アクティブ率が高いのか、接触率が高いのか、 などによって出稿を変える時代となりつつある。 つまり、かなりシビアな世界になりつつある。 顧客データを、どれだけ保有しているか、データを加工してマーケティングに すぐに使える状態になっているかで勝敗が決まってくると考える。
また、野外広告OOHの世界ではデジタルサイネージの新機種ハードの投入が 進み、全ての野外広告はネットに繋がる時代となる。 季節や時間だけでなく、混雑状況や見ている人の属性毎に広告がめまぐるしく 変わるサービスが出てくる。よってリアルにおける広告表示の、集中コントロール センターを設立する動きもあると思われる。
駅だけでなく、密室空間、例えばエレベータや店内などにおけるデジタルサイネージ マーケットはますます増えてくるだろう。
4.スマートフォン用のブランドアプリが増える 現時点では、企業側としてiPhoneの動向について様子見という状況であるが、 来春から発売されるGooglePhoneの売れ行きやマーケット状況を見ながら ブランドアプリへの取組みが盛んになると考える。
また、日本のキャリアとGoogleの関係がどうなるかが、企業の スマートフォン参入の鍵を握ると言っても良いかもしれない。 単にスマートフォン対応のアプリだけでなく、顧客との関係構築において ソーシャルメディア全体として取組みをどうすべきか、戦略を練っている最中の 企業も多い。
顧客に一番近い端末(携帯やスマートフォン)は、生活に密着しているため、 PC向けのWebサイトより、習慣的な購買行為は全てスマートフォンに置き換わる 年になるだろう。 5.ソーシャルメディアへの取組みが本格化する 今年の春からtwitterアカウントが爆発的に増えたが、企業アカウントとして 始めている企業では、まだテストマーケティング(参入)に近い。 現場では楽しく運用していても、経営者から見れば、ただ遊んでいるに等しい。 ソーシャルメディアが、自社事業にとってどの程度の影響力を及ぼすのか、 現在は、様子を見ながら効果を測り、可能性を見極めている状況である。
2010年は今後本格的に企業参入が増えてくると予想できる。 ノウハウや事例などのセミナーが増えることは間違いない。
また、ガバナンスの一貫として、プライバシーポリシー、サイト運用ポリシー以外に ソーシャルメディアポリシーの策定元年になると考える。 一般企業では、社員のソーシャルメディア利用に関するガイドラインは、ほぼ皆無 状態である。企業としての公式アカウント、または社員が自由に使っている個人アカウント に対する指針についての策定が進むと思われる。 6.コンテンツのリッチ化がもっと進む 映像や動画コンテンツが、当たり前のように配信される年となる。 映画では既に3D化が始まっているが、自宅でも3D映像が楽しめる時代となるだろう。 ゲームやスポーツなどの世界において、自宅に居ながらどこまで臨場感を 楽しめるのか、2次元から3次元に突入していると言っても良い。 2010年は、ハード、ソフト含めコンテンツ3D化の転換期となる可能性が高い。
また、リアル映像とコマースが組み合わさった新しいビジネスモデルも今後展開 が予想されると考える。今までのリッチコンテンツは、何度でも再生、自由に再生できる が、今後は「現在、今、の映像」が自宅から見ることができ、カメラという目を通して ネットで注文できるビジネスが流行ると考える。 (今までのテレビ中継+ネット販売が、ネットを通じてもっと増えるイメージ。)
7.紙媒体のデータ化と流通も進む アマゾンのキンドル版が、他の端末でも見られる展開となるだろう。 課題は、課金方法だが4で記載したgoogleとキャリアの関係がどうなるかで、 紙媒体のデータ販売モデルが大きく変わると予想している。 もしキャリアに依存せず、販売できるようになれば雑誌など出版社の新規参入 はしやすくなる可能性が高い。 また、研究開発も進んでおり早ければ来年には、紙に変わるKAMI媒体が 出てくるかもしれない。(何回も表示でき、使用できる紙に変わる媒体) 会社からシュレッダーやプリンターが無くなる時代も、あと10年程度では?と 個人的には予想している。
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